パリ近郊で日本の祭りイベント「MATSURI」初開催

 フランス現地ルポ  683

2022年7月2日(土曜日)から4日(月曜日)までの3日間、パリ郊外のパンタン市にあるラ・シテ・フェルティル(La Cité Fertile)で日本の祭りをイメージしたイベント「MATSURI」が開催された。

近年フランスへの輸出が増加している日本酒や焼酎をさらにフランスの一般市民やレストラン経営者などに広めていくのが目的。土曜日と日曜日は一般市民向けで、月曜日はプロ向けに開催された。入場料は無料。ただし、日本酒や焼酎の試飲には専用のグラスを12ユーロで購入する必要がある。

イベントの肝となる「SAKE STATION」エリアでは、日本酒や焼酎などを取り扱う28団体が出展し、酒の試飲・販売を行なっていた。「OMISE」エリアでは、JALやJR東日本をはじめ、漫画から盆栽の販売まで各種日本に関連する商品を取り扱う30以上の団体が出展しており、お酒以外の部分でも十分楽しめるようになっていて、老若男女問わず色々な人がイベントに訪れていた。

入口は入場待ちの客で長蛇の列。
SAKESTATION - 日本酒や焼酎の試飲・販売ブースの様子。
KURA・ONEでは日本酒のサブスクリプションに挑戦するようだ。
月に日本酒3本を日本から直送する。送料込み約8,000円とのこと。
OMISE - 多くの人で賑わう屋外のブース。
古物売り場。掘り出し物がありそうなワクワク感がある。
古物売り場その2。大量のこけし。ちょっと怖い。
OMISE - 食事スペースの様子。
Omusubi Gonbeiのおにぎり。昆布が特に美味しかった。
葉っぱ亭の焼きそばとたこ焼き。味付けはシンプル。

開催されるのは今回が初めてということだったが、事前に多くの関心を集めていたようで、一般市民向けの日には入口で長蛇の列が出来ていた。関係者の話によると、初日は入場5,000人以上が訪れたようだ。今では毎年20万人以上が参加するジャパンエキスポも、第1回目は約3,000人ほどの来場だったことを考えると、今後ジャパンエキスポに勝るとも劣らないイベントとして成長するのではないかと勝手に期待している。



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