iPhone/iPadのカメラでテザー撮影をする方法【調査のみ】
iPhoneのカメラ性能は年々良くなっているので、テザー撮影の需要もありそうなものだけど、現時点では簡単にテザー撮影が出来る方法は存在しないようだ。それでも色々と検索した結果、何とかテザー撮影できそうな方法を見つけたのでメモしておく。
ベースとなる考え方は、6年ほど前に投稿された以下のYoutube動画になる。
このテザー撮影の方法は、iPhoneとMac を物理的にケーブルで接続し、カメラアプリで撮影した写真を自動的にLightroomで取り込むと言うものだ。
iPhone → ライトニングケーブル → Mac → Image Capture → スクリプトで写真を取り込むボタンを押し続ける → Adobe Lightroom
この当時は、iPhoneとMacをケーブルで繋いだままでカメラアプリで撮影した場合でも、ImageCaptureに最新の写真が取り込まれ続けると言う仕様だったようだ。これが可能であればシンプルで良いのだが、現在の仕様だとケーブルを繋ぐ前までの写真しか取り込まれなくなっている。つまり、写真を撮影するたびにケーブルを抜き差しする必要があると言うことだ。
ケーブルを抜き差しせずに再接続させるには、uhubctl
を利用する。これは、スマート USB ハブのポートごとに USB 電源を制御するツールで、コマンドラインからUSB電源のON/OFFを操作出来る。
https://github.com/mvp/uhubctl
ただし、制御可能なUSBハブはかなり限られているので注意である。動作確認リストは上記のHPに記載されている。
このツールを利用した場合の、取り込みの流れは以下の通り。
- iPhone
- ライトニングケーブル
- Mac
- スクリプト (定期的にケーブル接続を ON/OFFする)
- Image Capture
- スクリプト (写真を取り込むボタンを押し続ける)
- Adobe Lightroom
iPhone からライトニングケーブルを使って Mac に接続し、スクリプトを使って定期的にケーブル接続を ON/OFF する。そして、Image Capture を使って写真を取り込み、スクリプトを使って写真を取り込むボタンを押し続ける。最終的に、Adobe Lightroom で写真を確認・編集することができる。
動作実験まではしていないが、これでテザー撮影は可能だと思う。しかし、再接続を頻繁に繰り返すのは良い方法とは言えないので、引き続き良い方法を探したい。
<参考HP>
Want to refresh Image Capture without disconnecting device
https://discussions.apple.com/thread/3519298
Disconnect/connect USB device from command line
https://apple.stackexchange.com/questions/271252/disconnect-connect-usb-device-from-command-line
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