iPhone 14 ProのLiDARで銅像をスキャンして、3Dプリンタで再現する
はじめに
この記事では、iPhone 14 ProのLiDARスキャナ機能を使って、現実の銅像をデジタルに変換し、そのデータを3Dプリンタで現実世界に再現する過程を紹介する。(LiDARは2020年以降のiPad Pro、iPhone Proモデルに搭載されている)
ステップ1:銅像のスキャン
まず、現実の銅像をスキャンする。iPhone 14 Proに搭載されているLiDARスキャナを使うことで、3次元空間にある物体の距離や形状を正確に捉えることができる。スキャンするためのアプリは、Scaniverseを使った。無料で利用でき、初心者にも使いやすい。
ステップ2:データの整形
次に、スキャンしたデータを3Dプリンタが読み込める形式(STL)に変換するのだが、最低限必要な処理として土台部分は3D CADで整形する必要がある。今回は、ScaniverseアプリでスキャンしたデータをShapr3Dで読み込んで作成した。
ステップ3:3Dプリンタで印刷
あとは、Shapr3Dのデータを3Dプリンタに送信し、銅像のミニチュアを印刷する。
ステップ4:仕上げ塗装
印刷しただけの状態でも良い感じだが、せっかくなので絵の具で色をつけて銅像風に仕上げて完成とした。使用したのは、シタデルカラーの銅色と緑青色の2色。
緑青色を上塗りすることで、本物のような銅像の見た目になる。
おわりに
今回は、iPhone 14 Proと3Dプリンタを使って、実際の銅像をスキャンしてミニチュアを製作した。機材され揃えば、技術は不要で簡単に作成できるので、皆さんも是非挑戦してみてください。
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