写真撮影の露出計算メモ
特に意識して撮影することは無いけれど、露出の考え方の基本をおさらい。
写真撮影の露出計算には、1960年にアメリカの規格協会で提案されたAPEX(Additive System of Photographic Exposure)システムが元になっている。推奨の露出値の組み合わせ\(E_v\)は、以下の数式で表される。
$$\displaystyle E_v = A_v + T_v = B_v + S_v$$
\(A_v は、絞り値(F値): A_v = \log_2 A^2 \)
\(T_v は、露光値(シャッター速度): T_v = \log_2 (1/T) \)
\(B_v は、輝度値:B_v = \log_2 (B_x/NK) \)
\(S_v は、フィルム感度値:S_v =\log_2(NS_x) \)
\(B_x : 輝度(cd/m2) \)
\(S_x : フィルム感度(cd/m2) \)
\(N : フィルムと関係を確立する定数。2^{-7/4}(約0.3) \)
\(K : 反射光度計の校正定数。10.6 ~ 13.4 程度 \)
輝度(ニト)と照度(ルクス)は人間の目が感じる光の明るさの単位ということで混同しやすいが、光源自体の明るさが輝度で、照らされた場所の明るさは照度となる。
無料の露出計アプリ(iOS)。露出計のないフィルムカメラで撮影する場合に使える。
参考資料
Wikipedia : APEX system(英語)
https://en.wikipedia.org/wiki/APEX_system
シーシーエス株式会社 : 光と色の話 第一部
https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color/vol26.html
オーシャンフォトニックス株式会社:輝度とは?照度とは?
https://www.oceanphotonics.com/application/tec_luminance.html
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